インド 机上再旅行

2015 (← 2002.12)

 

クトゥブ・ミナール

 

 周辺地図    クトゥブ・ミナール配置図

 

 ここでも、インターネットからの写真を借用している。

 

 クトゥブ・ミナール(Qutub Minar)は、イスラーム・モスクに付属して建てられたミナレットである。5層からなる尖塔は、高さが72.5mあり、基底部の直径15m、頂上の直径3mの巨大なものである。(世界で最も高いとされてきたが、現在では、カサブランカのハッサン2世モスクのミナレットが世界最高で、210mの高さがある。)

 クトゥブッディーン・アイバクがデリーに侵攻し、初のイスラム王朝を築いた証しとして、1200年ごろにモスクが建造された。ヒンドゥー様式とイスラーム様式の混在した様式となっている。モスクの回廊に残る列柱はデザインがバラバラで、ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用し、建築に携わった職人もヒンドゥー教徒であったと推測されている。

 インドで現存する最古のイスラム建築である。

 1〜3層は赤砂岩で造られ、後年追加された4〜5層は大理石となっている。塔の周りには装飾が施され、コーランからの引用が刻まれている。

 

未完のアライ・ミナール

 モスクは2度に亘り増築が行われた。二回目、1295〜1315年にアラー・アッディーンによって行われものは、最初のモスクの10倍の規模になった。大きくなったモスクに釣り合うミナレットを建て始めたが、アッディーンが暗殺され、ミナレットは未完成のまま、赤砂岩の巨大な円形の土台だけが残されている。

 

錆びない鉄柱(オーパーツ、アショカ・ピラー)

 錆びない鉄柱は、高さ約7メートル、地下部分がさらに2メートル。鉄柱の製作はひどく古い。鉄柱表面に刻まれた碑文によると、この鉄柱は西暦415年、マウリヤ朝によって作られた。

 錆びない鉄柱は、極めて純度の高い純鉄で作られているが、それが錆びない理由ではない、ということが判明している。1500年を経て錆びなかった最大の理由は鉄柱の表面にコーティングされたリン酸化合物だといわれている。(厳密には少し錆が存在する。)

 

クトゥブ・ミナール PC270101

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同上 Qutub6

 

クトゥブ・ミナールの土台部分 Qutub2

 

アライ・ミナール(土台) Qutub3

 

モスク跡 PC270102

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西門と、錆びない鉄柱 PC270104

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西門、クトゥブ・ミナール Qutub5

 

錆びない鉄柱 Qutub1

 

西門の北側 Qutub4

 

? PC270103

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 クトゥブ・ミナール<動画> (右クリックでダウンロード 113MB、7.7分)