西安旅行
2010.04.23
Cnon 5D2 & 24-102mm
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兵馬俑博物館
兵馬俑博物館 1号坑
1号坑正面 v2_9774
正面左側にある大きな壺 v2_9777
左が兵馬俑博物館、右が秦始皇帝陵 v2_9779
中国・西安市より東へ35キロメートル、驪山(りざん)の北に秦始皇帝陵がある。この陵墓より更に東へ1.5キロメートルの所で1974年、集団農場の井戸掘削りで偶然発見された。
1号坑全容 v2_9789
1号坑は東西に伸びる長方形で長さ230m、幅62m、深さ5m、総面積は14,260平方m
3つの俑坑の中で最大。
1号坑では陶俑、陶馬あわせて約6,000体が発掘された。各兵馬俑に同じものはない。全てどこか違って造られている。その顔によって出身の民族が分かるくらい精緻に造られている。
すべての兵俑は武器を持っていた v2_9801
兵馬俑坑の構築手順 v2_9899
まず平地に深さ約3メートルの大きな坑を一定の間隔で櫛状に掘り、坑の中に大きな土の壁を列状に残す。この大きな土の壁には、それが崩れないように周りに木の杭(くい)を打ち込み囲む。
坑の床にはレンガを敷きつめ、陶俑や陶馬を乗せ、杭の上に丸太を並べ棚木とする。棚木の上にアンペラをぎっしりと並べ、その上を葦(あし)のむしろをかぶせ、さらに坑を掘ったとき出た土をその上に載せ、約2メートルの厚さで覆って完成させた。
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兵士の俑の大半は西の秦始皇帝陵墓に背を向けるように東を向いており、編制は前鋒の主要部隊、左右の側方部隊、後方の防衛部隊の四つに隊に分れている。
主鋒の前方部隊は傭坑の最前部に横3列で構成され、全部で204体。兜をつけず束髪のまま脚絆(きゃはん)を締めて手には弩を持っていた。
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前方部隊の後ろには、東西に伸びる11本の溝に戦車と歩兵が配置されている。
これらの歩兵のほとんどが鎧(よろい)を身に付け足には脚絆を巻き、手には矛、戈、鈹、戟、等の長い武器及び、弩を装備する重装兵士である。
最後部。修復品の展示 v2_9840