エジプト再訪 (その6)

2012.12.18

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ルクソール西岸

メムノンの巨像

 アメンホテプ3世の座像。一頃、ギリシャ神殿のメムノンであるとの解釈があり、その名がそのまま定着してしまった。座像の後にアメンホテプ3世の葬祭殿があった。

2体で一組となっている V305026

 

V305024

 

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貴族の墓

am.8:55 V305035

 

ラモーゼの墓に入場 am.9:01 V305036

ラモーゼは第18王朝、アメンヘテプ3世〜4世

(ツタンカーメンの祖父)時代の宰相

 説明文作成には次を参照:

  http://www7a.biglobe.ne.jp/~santa2/ramose.htm

  http://egyptguruguru.ninja-web.net/complete/luxsor/ramose.html

 この墓は未完のものであるが、生前から葬儀の様子の壁画や、多くのレリーフが作成されていたことに興味を持った。この墓の見所は、繊細な線画による美しいレリーフと「泣き女」の壁画とされる。

 (写真撮影は禁止だったので、ごく一部のみ)

 

内部のレリーフ am.9:19 V305039

ラモーゼの葬式の晩餐会の様子を描いたもので、彼の関係者が多数

彫られている。みな若い頃の姿で彫られ、判別しにくい。

 

右がラモーゼの兄アメンホテプ am.9:18 v2_38630

 

am.9:18 v2_38627

 

「泣き女」の壁画(インターネットより)

葬列が描かれている。上段は、右から捧げ物を持つ3人、

続いて先導者のあとに6人の司祭が続く。棺は6匹の牛に引かれている。

下段には、砂を頭にかけて泣きながらラモーゼの死を悲しむ女性の姿が

描かれている。(人が亡くなった時に、砂をかけて泣く風習は現在でも

残っているらしい。泣き女とは故人の死亡に悲しみを表し、葬儀を演出

するために雇われた女性達のこと。)

女性は床にしゃがみこみ、髪は砂にまみれている am.9:18 v2_38629

壁画写真の右端部分

 

泣き女 am.9:18 v2_38628

上段のラモーゼの棺を見上げて嘆き悲しんでいる。頬にある黒い点は涙。

女性が胸をはだけているのは「深い悲しみ」を意味する。

 

ガイドの説明図 am.8:58 v2_38623

 

ハトシェプスト女王葬祭殿

 ハトシェプスト女王は幼いトトメス3世の摂政として22年間にわたり共同統治王を務めた。実際には在位中、彼女が絶対的権力を保有していた。公的な場では男装し、あごに付け髭をつけていたと伝えられる。

 戦争を好まずに平和外交(プントなど諸外国との交易、シナイ半島への遠征隊による鉱物資源の採掘などの殖産政策)によってエジプトを繁栄させた。

 ハトシェプスト葬祭殿は古代エジプト建築の最高傑作ともいわれる。紀元前1500年ころの建造物とは思えないくらいの近代的なデザイン。3階建てで、各階に広いテラスがあり、傾斜路で結ばれている。2階テラスの向って左端はハトホル女神の礼拝所となっており、その隣にはブント国との交易を描いたレリーフが残っている。向って右端はアヌビス神の礼拝所。3階には至聖所がある。

葬祭殿が見えてきた pm.0:23 V305049

 

ここからは徒歩で pm.0:25 V305051

 

pm.0:26 V305052

この木は、壁画に描かれているハトシェプスト遠征に使った

パント船(平底小舟)から取り出したもの

 

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第一テラス(1階)から pm.0:29 V305054

 

望遠で pm.0:34 v2_38657

3階前面の列柱廊、中央付近に第三テラスへの出入口が見える

 

第二テラスから pm.0:32 V305056

 

第二テラスから3階目を見る pm.0:32 v2_38667

傾斜路の奥が第三テラスへの出入口

オシリス神のポーズをとる、ハトシェプスト女王像(レプリカ)の列

 

中央付近の像 pm.0:34 v2_38673

 

振り返るとナイルの対岸まで展望できる pm.0:32 v2_38664

 

第二テラス:左側へ進む pm.0:34 V305057

ハトホル女神礼拝所と、ハトシェプスト女王関連のレリーフがある。

 

ハトホル女神礼拝所

 ハトホル神は愛と美の女神、出産と子供の守護神、音楽の神、ときには平和の象徴にもなった。豊穣の牝牛がそのシンボルである。

牛の耳を持つハトホル女神の顔を刻んだハトホル柱 pm.0:44 V305068

 

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ナオス(厨子)型シストルム(儀式用楽器)の形 pm.0:45 v2_38689

厨子の横の渦巻きは、牝牛の耳を持つハトホルの角を表す。

シストルムの中は太陽を戴いたコブラが2匹。

シストルムの鳴る音は、厄除けと、神の恵みと再生を象徴。

雌牛の姿をしたハトホル女神 pm.0:43 v2_38686

左が、羊の角と太陽円盤で飾られたアテフ冠を戴いたハトシェプスト女王。

ハトホルがメニト(首飾り)をしている。メニトは、生命、生殖力、多産、

誕生、再生を象徴し、ハトホルを表す重要な要素。

ハトシェプスト女王の手を舐めているのも、よく分かる。

 

ハトシェプストが、牝牛姿のハトホル女神の乳を飲んでいる v2_38688

 

プント柱廊(第二テラス)

 プント国は、古代エジプトの貿易相手国の一つ。金、香料、アフリカン・ブラックウッド、コクタン、象牙、奴隷、野生動物などをエジプトに輸出していた。プント国の正確な位置は不明であが、エジプトの東南にあったとする説が多い。

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遠征航海中の風景。舟の下には魚が泳いでいる pm.0:38 V305062

遠征隊は5隻の船からなり、船長は20メートル、30人の漕ぎ手が

乗り込んでいたとされる。

 

別の船図 pm.0:46 v2_38693

 

プントへの遠征 pm.0:46 v2_38690

 

第三テラスへ pm.0:51 V305074

 

第三テラスの前面にある列柱廊:右側を見る pm.0:52 V305075

 

第三テラス中庭

前面の列柱廊中央にある出入口を通って中庭へ pm.0:54 V305077

奥に見えるのが至聖所

 

中庭の左側。右端が至聖所 pm.0:54 V305078

 

至聖所。アメンの聖舟が奉られていた pm.0:55 V305080

 

至聖所に近づく pm.0:56 V305083

ファサードには、赤冠と白冠を戴いたファラオのレリーフ

(おそらくハトシェプスト女王)

 

上図の右手(東)方向 pm.0:57 V305089

 

壁に遠征のレリーフ pm.0:58 V305090

 

第三テラスへの傾斜路入口(第二テラス)にあるホルス v2_38712

 

アヌビス礼拝堂

 第二テラスの右側にある。アヌビス神は犬の頭をした神で、墓の守り神、ミイラを作る神である。

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16角柱は、ハトシェプスト女王の建造した建物にのみ見られる特徴

 

供物の前に座るアメン神 pm.1:03 V305093

 

アヌビス神の坐像 pm.1:03 V305095

 

アヌビス神の立像 pm.1:03 V305094

 

ソカリス神(ホルス神?)に供物を捧げるトトメス3世 V305096

 

ラー(太陽神) pm.1:04 V305099

 

天井には星&星 pm.1:04 V305103