スペイン旅行 2013

2013.06.04

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コルドバ その2

メスキータ その1

 メスキータ地図(航空写真)

 

 メスキータ(mezquita)とは、スペイン語でモスクという意味を持つが、固有名詞として、コルドバの聖マリア大聖堂を指す場合が多い。聖マリア大聖堂はスペインに現存する唯一の大モスクである。イスラム教とキリスト教、2つの宗教が同居する世にも珍しい建築となっている。

 もともとこの地には西ゴート王国時代に建設された聖ビセンテ教会が存在していた。その後、イスラム勢力が北アフリカからイベリア半島に侵入し後ウマイヤ朝を建国すると、この聖ビセンテ教会はイスラム教のモスクとしても使用されるようになった。8世紀末にはイスラム教徒がキリスト教徒から聖ビセンテ教会を完全に買い取り、新たにモスクの建造を開始した。10世紀末に拡張工事が行われ、数万人を収容することが出来る巨大モスクが完成した。しかし13世紀にレコンキスタによってカスティージャ王国がコルドバを再征服すると、コルドバの巨大モスクはカトリック教会の教会堂に転用される。最終的には16世紀、スペイン王カルロス1世(スペイン国内ではカルロス5世とも呼ばれる)の治世にモスク中央部にゴシック様式とルネサンス様式の折衷の教会堂が建設され、現在のような唯一無二の不思議な建築物となった。

 メスキータは、ミナレットを原型とする鐘楼、礼拝に先立ち体を清めるための中庭(現在はオレンジのパティオと呼称)、祈りを捧げる礼拝の間(円柱の森)の、3つの要素から構成される。

 礼拝の間の大きな特徴は、二段重ねのアーケードという構造である。イスラムが勢力を拡大させていった初期の頃、モスクの建設に近隣の建物の素材を利用するという手段が用いられた。複数の建物から集めた大理石の円柱を切りそろえると、大モスクの天井高さに必要な長さが得られない。 そこで円柱の上のアーチを 2段重ねにして、高い天井を支えるという工夫がなされた。

この透けた 2段重ねの まだらアーチ(赤いレンガと石灰岩を交互に配置)は、絶大な視覚的効果をもたらし、後の建設者達はモスクの拡張をするたびに この方法を忠実に踏襲していったのである。(アーチは基本的に、南北方向に延びている。アーチの上には溝があり、中庭に雨水を流すように考案されている。)

 

建物の外から

アラブの城壁の一部だったプエンテ門 V3_11394

地図E点付近)

 

プエンテ門の上部 V3_11396

 

メスキータの外壁(南面) V3_11397

イスラム時代当時のままに残っている。

地図G点付近)

 

大天使ラファエル像 V3_11392

地図G点付近)

 

大天使ラファエル像 V3_11398

 

メスキータの外壁(左が西面、右が南面) V3_11400

地図H点付近)

 

メスキータ西側のトリホス通り V3_11399

 

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上の写真の左側 V3_11403

 

美しい細工が残るパラシオ門 V3_11404

メスキータの西側ファザード外壁装飾

 

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アミナル塔(ミナレット) V3_11417

高さ93M コルドバの街のシンボル

 

中庭で

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地図K点付近)

 

オレンジの中庭と回廊 V3_11411

西南隅から東を見る

地図K点付近)

 

上図の中央付近 V3_11412

 

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西南隅から北を見る

地図K点付近)

 

オレンジの中庭(西面から東を見る) V3_11414

地図J点付近)

 

ガイドのローラさん V3_11419

地図K点付近)

ガイドの説明(音声)

 

西側回廊の南端から北方向を見る V3_11420

展示物は天井の板と梁のオリジナル(現在の建物では修復材を使用)

地図K点付近)

 

上図の部分拡大 V3_11422

 

入場待ち V3_11423

地図K点付近)

 

礼拝の間、内部へ入る

メスキータ・平面図

緑:中庭、黄色:初期の礼拝堂(8世紀)、オレンジ:9世紀、

モスクの中央:16世紀に建立の大聖堂

ガイドの説明(音声)

 

『礼拝の間』の『円柱の森』のアーチ群 V3_11425

イスラムの時代には絨毯が敷き詰められていた。

ガイドの説明(音声)

 

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