アイスランド旅行

2015.01.18-27

 

 アイスランド(共和国)はオーロラ観察圏内にあり、高緯度に位置するが、メキシコ湾から流れてくる暖流の影響を受け、冬季でも零下5℃くらいにとどまる温かさである。

 総人口約32万人、面積102,828km²、日本の北海道と四国を合わせた程度の広さの小国である。主産業は漁業、現在は金融立国にもなっている。

 首都はレイキャヴィークにあり、人口の大部分は首都圏内に集まっている。

 国土は、初め、氷に覆われた溶岩の島であったが、地熱で氷が溶けて、黒い地肌が現れてきた時期に、ヴァイキングにより発見された(8世紀頃)。9世紀末から10世紀にかけて、ノルウェー人とスコットランドおよびアイルランドのケルト人がフェロー諸島を経由して移住してきたのが国の始まりである。溶岩大地、氷、火山活動という過酷な自然環境のため、定住までには苦闘の日々が続いた。

 新しい国を目指した移民たちは王による統治ではなく、民主的な合議による自治を目指した。これが930年に発足した世界最古の民主議会「アルシング」であり、現在でも、これを国家の誇りとしている。最初の集会の場所は、シンクヴェトリル国立公園内のアルマンナギャウにある。

 アルシングによる統治は約300年続いたが、13世紀以降はノルウェー及びデンマークの支配下に置かれた。

 19世紀に入り、ヨン・シグルズソンを中心に独立運動が高まり、1874年に自治法が制定され、1918年にデンマークの国王主権下の立憲君主国、アイスランド王国として独立した。

 第二次世界大戦でデンマークがドイツに占領されたのを機に、終戦後の1944年6月17日に共和国としての独立を果たした。

 ヴァイキング時代に使われていた古ノルド語?は、アイスランドでは理解できる人が現存するが、ヴァイキングの子孫となる、ノルウェーやデンマークなどでは誰も理解できる人がいなくなっているとのことである。

 

 地名、人名の日本語表記は統一されていない。ここではツアーで説明されている表記を用いたが、それが正しいということではない。

 

 今回の旅行は悪天候の日が多く、これまでに参加したツアーの中で最悪の結果となった。火と氷の国という過酷な環境を体験できたという収穫はあったが、オーロラも片鱗を見たにとどまり、せいぜい60点という自己評価である。(ツアーの参加者22名)

 

 今回の旅行で訪れた地点を 「観光地点map」 に示す。

 訪問先は日程順に下記のリストに示す。

 

 写真をクリックすると、拡大写真が表示される。拡大写真をクリックすると再拡大される。その状態で、博物館などでの説明文章の写真を見ると文字が判読できる。

 カメラはニコン(D800E)とソニー(α7s)を使用、写真番号がDEで始まるのがニコン、7sで始まるのがソニーである。

 

 写真は従来と同じく枚数が多いので、「試選」のページで、全体を概観していただき、ご興味があれば、その部分の詳細を見ていただくという構成にしている。

 

「試選」 (その1  その2

 

1日目

 成田空港を昼過ぎに出発、アイスランド、レイキャビック近郊のケプラヴィーク国際空港(観光地点A)に夜10時過ぎに到着、デンマーク・コペンハーゲンで乗り継ぎ待ち4時間を含め所要時間約19時間(スカンジナビア航空)。ブルー・ラグーン(観光地点E)の近くにあるNorthern Light Innで宿泊。

 

2日目

 ブルー・ラグーン観光(観光地点E)。夜はオーロラ観察を予定していたが、悪天候で実現できず。

 

 ブルー・ラグーン

 

3日目

 レイキャネス半島の「2つの大陸に架かる橋」(観光地点B)と、クヴァール・フィヨルド(観光地点L)を観光、ボルガルネス(観光地点G)で宿泊。夜はオーロラ観察に出かけたが出現せず。レイキャネス半島ではグンヌクヴェール地熱地帯(観光地点C)も訪問する予定であったが、道路が通行止めとかで行けなかった。

 (レイキャネス半島は、首都レイキャビックを含む半島全体を指す。)

 

 2つの大陸に架かる橋   クヴァール・フィヨルド

 

4日目

 ボルガルネスのホテルを出発して、熱水湧き出し源:ヴィルダールトゥングクヴェール(観光地点H)、レイクホルトのスノーリ博物館(観光地点J)、フロインフォッサル滝(観光地点K)を観光し、ボルガルネスのホテルに帰泊した。夜のオーロラ観察はやはり成功せず。

 ディルダルトゥングクヴェールは世界最大の湧出量を誇ると言われている温泉で、毎秒180リットル近くを湧出、温度は約100度。約40km離れたボルガルネスまでパイプで温水が送られている。

 スノーリ(Snorri Sturlson)はアイスランド出身、12世紀に活躍した、世界的に知られる詩人・政治家・歴史家である。ノルウェー王朝の歴史『ヘイムスクリングラ』や『スノッリのエッダ』の著者としても知られている。優れた学者であったが、権勢欲、名誉欲の強い野心家でもあった。長くレイクホルトに住んでおり、教会併設の博物館がある。

 フロインフォッサル滝は景観も良いが、溶岩台地の地下から集まった水が流れ落ちて形成される、上流の無い滝として特異性がある。添乗員も初体験というひどい冷え込みで、路面が凍結し、ごく一部分しか見ることができなかった。

 

 ヴィルダールトゥングクヴェール  スノーリ・ストォーヴァ博物館(その1  その2

 フロインフォッサル滝  アイスランドホース/ボルガルネス・ホテルの周辺

 

5日目

 ボルガルネスを出発して、ゴールデン・サークルと呼ばれる地域に向う。まずアイスランド最大のシンクヴァトラヴァトン湖(観光地点b)に立寄り、次いで、世界遺産:シンクヴェトリル国立公園のギャウ(地球の裂け目)(観光地点M)を観光、ヘッタにあるホテル・ランガ(観光地点R)で宿泊。ここで初めてオーロラの片鱗を見ることができた。

 

 シンクヴァトラヴァトン湖   シンクヴェトリル(その1   その2)  

 ホテル・ランガ/オーロラ写真

 

6日目

 ホテル・ランガを出発し、1号線を南に下る。火山博物館(観光地点W)、スコウガフォス滝(観光地点T)、黒砂海岸(観光地点Y)、セリャランフォス滝(観光地点S)を訪れた。終日、天候が悪く、荒天を体験したという収穫のみ。ホテル・ランガに帰泊。この夜もオーロラなし。

 

 火山博物館/スコウガフォス滝   黒砂海岸   セリャランフォス滝

 

7日目

 ホテル・ランガを出発し、ゴールデン・サークルに含まれるグルフォス滝(観光地点P)、ストロックル間欠泉(観光地点N)、ケリズ火口湖(観光地点Q)を観光。レイキャビックで宿泊。終日、晴れ間はなく、路面の凍結で、観光地点での行動はごく限られた範囲にとどまった。

 グルフォス滝は豊富な水量を持つ、2段階で構成される、見ごたえのある滝であるが、訪問時は雪にすっぽり覆われた、静かな姿しか見ることができなかった。

 ストロックル間欠泉は、約5分間隔で噴出していた。高さ30m前後。1930年頃まではGeysir と呼ばれる大きな間欠泉が活動していたが、現在はほぼ活動を停止。

 ケリズ火口湖は単純な噴火跡ではなく、水面は地下の水層の位置を示すものと考えられている。訪問時は、雪と氷に閉ざされた、枯山水のような印象。

 

  グルフォス滝   ストロックル間欠泉/ケリズ火口湖

 

8日目

 レイキャビック(観光地点F)での観光は、やはり天候不順で、最小限の観光にとどまった(前日は悪天候ですべての観光が中止になったとのこと)。

米ソ首脳会談が行われたヘウジー・ハウス、国立博物館(当初の予定にはなかった場所)、国会議事堂建屋、シティーホール、ハットルグリムス教会、ペルトラン展望台などを訪れた。

 

 レイキャビックでの観光地点map

 

   ヘウジー・ハウスなど

   国立博物館(その1   その2   その3   その4

   Austurvollur広場周辺(国会議事堂など)

   チョルトニン湖・シティーホール

   ハトルグリムス教会/ペルトラン展望台

 

 

 動画(MP4)

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   地熱発電所(5Mb)   溶岩原(13Mb)   雪原(13Mb)

 

   宇宙飛行訓練地(16Mb)   コインの絵柄(22Mb)

 

   間欠泉1(8Mb)   間欠泉2(12Mb)